会計人コース特集「税理士受験生の就活マニュアル」に掲載されました

税理士法人TOTAL代表社員 高橋 寿克 特集「税理士受験生の就活マニュアル」

自分に合う税理士事務所の見つけ方

規模別・種類別傾向

①零細事務所(スタッフ7人くらいまで)

・未経験者を採用することも多い。とりあえず経験をつみたいという人向き。

・若い所長の場合、忙しくて人を使った経験が少ないので不安定なことが多い。

・所長が50歳以上で社会保険等完備の場合、まったりのんびりしている。

 

②小事務所(スタッフ8人~30人くらい)

・会計事務所経験者か、勉強が進んだ人を求める。組織的な教育は期待しにくい。

・若い先生の場合にはちょうど管理が不安定になる時期。独立希望の受験生には人気だが、税理士1人が背中で引っ張れる人数を超えるのに、教育や管理の仕組みが整っていないため、人使いが荒いことも多い。

・年齢が50歳以上の先生ならゆっくりでも自分のペースで仕事をしたい人向き。ベテランの上司にじっくり教育もしてもらえることもある。

 

③地方の中堅・大型事務所や、都内の一部中堅事務所(スタッフ30人以上)

・新卒や会計事務所未経験者も採用。組織的な教育や標準化をしようとしている。一通りのことを効率的に学びたい人向き。

・ある程度の人物的魅力に加え、税理士試験2~3科目合格程度を求められることもある。

・受験・家庭と仕事の両立支援タイプか、仕事最優先体育会系かなど、労働条件は事務所によって差が激しいので自分が求めるものと一致しているかよく確認する。

 

④専門特化事務所

・会計事務所経験者や3科目以上の合格を求める。労働時間が長く就職率が高いことが多いですが給料は高い方。

・独立希望者は自分の将来に役立つ分野かどうかよく考える必要がある。

 

⑤都内の大手事務所(100人以上)

・辻・本郷、山田&パートナーズを筆頭に、税理士有資格者、会計事務所経験者、税理士試験3科目以上合格を求める。

・仕事はきついくらいのう方がいい、仕事を徹底して覚えたい、という人向き。給料は高い方。

 

⑥4大税理士事務所

・BIG4とは世界的な4大会計事務所です。トーマツ、新日本アーストアンドヤング、KPMG、Pwc税理士法人がある。

・公認会計士、税理士、3科目以上合格者を求める。年齢も20代が中心。顧客は上場企業関連・外資で、いわゆる中小企業はほぼない。

・給料は高く、英語も生かせます。

 

⑦その他

・都内には大手派遣系関連事務所もいくつかある。税理士にはこだわらない、派遣や経理職で良い方向き。

 

おわりに

受験に対する理解、未経験者の評価、給与、教育、業務内容等は税理士事務所によって違います。

税理士事務所の就活は、出来るだけ早く、情報を真面目に徹底して収集・分析することが重要です。

税理士は、地域のベンチャー起業家、経営者、資産家といったお客様に感謝され、お客様の成長を一緒に喜べるやりがいある仕事です。

きちんと就活して、今の自分に合った、そして将来の自分のためになる税理士事務所に就職して、1人でも多くの方により良い税理士になってもらいたいと思います。

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