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日本のプロフェッショナル 高橋 寿克

日本の会計人~病気を脱し、税理士試験に取り組む~

代表税理士 高橋寿克

大学を卒業した高橋氏は、病気という事情もあり就職もままならず、自宅で療養生活を送っていた。


「実際には約2年間、自宅でゴロゴロしていました(笑)。調子が悪かったので就職は出来ないし、健康じゃないから農家の跡継ぎにもなれない。療養しながら、自分の経験してきたことをもとにいろいろな仮説を立て、さまざまな民間療法を試してみました。その結果、病気は治ってしまったんです。素人ながらも一所懸命に考えた仮説のうちの一つが正しかったのでしょうけれど、医学的に証明されている治療法ではありませんから、公には治ったことも認められてはいないようです。もしかしたら、ゆっくりと休んでいたから治ったのかもしれませんね(笑)」

 

体調が回復した高橋氏は、そこから真剣に税理士試験への挑戦を開始した。

1年間は受験勉強に専念し、5科目合格を目指したが、さすがに勉強時間が追いつかずに3科目を取得。

翌年、残り2科目に挑むが合格は1科目のみ。

 

「最後の1科目に合格するまで、そこから5年かかりました。最終的に合格できたのは、1998年の本試験です。やはり税理士試験は難しい試験だと痛感させられました」

 

受験勉強の傍ら、高橋氏は千葉県の会計事務所に5年間、

東京都内の事務所に1年間勤務し、実務経験を積んでいった。

 

「1999年に独立開業したのも、積極的な理由や明確な目標があったからではありません。もともとのスタートがゆっくりと仕事をして、楽をして生きたいというものでしたから、なんとなくその方向に進んだだけです。
独立開業をした当時、こんな事務所を作ろう、あんな業務をやろう、という強い意志も計画もありませんでした。こんないい加減な理由ですから、いま一所懸命に税理士を目指して勉強されている方が読むと、怒るかもしれませんね。ただ、今は税理士は天職だと思っていますし、どんな業務を行い、どんな事務所にしていきたいという明確な意志もあります」


現在、高橋氏が率いる税理士法人TOTALは総スタッフ数30名、関与先は300件弱、

2008年は30%増、約100件のお客様が増えるペースで成長しているという。

 

では一体いつ頃から高橋氏は税理士としての明確な意志を持つようになったのだろうか。
「開業して4~5年目に、それまで採用していた補助的な仕事をお願いするパートタイマーではなく、本格的に事務所の業務を任せるスタッフを採用した頃からでしょうね。もちろん、それまでも成長するために必要な手は打っていましたし、年率20%程度は成長してきていました。ただ、明確にどんな事務所にしていきたいという思いには至っていなかったと思います」


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